こんにちは。筋肉の反応で潜在意識の声を聴くキネシオロジーを実践してしているyukkoです。
今晩は綺麗な満月が出ていました。
映画「PERFECT DAYS」の平山だったら、こんな満月を見て微笑むのかもしれません。
1月上旬に見たその映画は、役所広司演じる主人公の平山の佇まいが美しく、禅寺の修行僧のようでもありました。見終わった後に、平山の姿をたびたび思い返します。映画の力だなと思います。
一貫していたのは今その瞬間を味わう姿でした。
早朝、近所のお寺から聞こえてくる棕櫚箒の履き清める音、自販機のいつもの缶コーヒー、車内で流れるカセットテープの音楽、昼休憩に寄る神社の境内で眺める木漏れ日…
日常に溶け込んで当たり前のように感じるようなことも、平山の視点で眺めると、本当は当たり前ではない、有り難いことなのかもしれないと思わせてくれました。
そして、今の私の日常は、スマホから常に情報という刺激をもらうことに慣れていて、しかも、自分が選択しているような気分になっているけれど、実は受動的に刺激を受け取っているだけなのかもしれないと。
信号待ちをしながら満月を眺めていて、美しいと感じていた時間が思いのほか豊かな気持ちに慣れて、これは平山からのギフトだな、なんて思いました。