キネシと暮らしの記録

筋肉の反応で潜在意識の声を可視化する「キネシオロジー」を実践しています

気難しく、でも細やかな雌猫の愛情

先日、飼い猫がお臍を曲げて、ソファの上にうん○をするという事件がありました。

 

うちは一匹飼いということもあり、猫は起きている時間は、わりと飼い主に対して構うように要求してくるのですが、その日は少し猫を構うのを後回しにして、後で構うからね〜と声かけて他のことをしていたら、その間にやられたようでした。

 

猫にしてみれば、待ちに待って構ってもらえると思ったら構われないので、その憤りみたいなのがあったのだろうなと後から思いました。

 

雄猫一匹を飼っている友人は、猫がそんなことするの?と驚いたりします。猫の性格は、個体差はあるものの、雄猫と雌猫では違ってくるのだろうと思います。

 

昔、作家の村上春樹さんがエッセーの中で、年老いた雌猫は気難しい面もあるけれど、それだけ細やかな部分もあるので、人に寄り添ってくれる、といったようなことを書かれていた記憶があります。

8歳になる雌猫と7年間暮らしてみて、春樹さんの言われているとおりだなあと感じます。

 

雄猫は甘えん坊で、性格も雌猫より比較的単純。意外と、子猫を受け入れてくれるのは、私の印象では雄猫の方が多いように見えます。

 

「あたし一生:猫のダルシー」という、猫のダルシーの視点で人との暮らしが描かれた本があって、愛猫家にとって名著と言って良いと思うのですが、これも雌猫の気質がよく描かれていると思います。気難しい面もあるけれど、細やかで、飼い主への濃密な愛情が伝わってきます。これを手に取ると、いつも最後は涙ボロボロになってしまうのですが、猫との暮らしの素晴らしさって何かと問われたら、この本に描かれている猫の愛、これに尽きるんだろうなと思います。

 

猫と一緒に過ごせる時間は限られているのに、日常の中でその有り難さをついつい忘れてしまうのですが、20年くらい生きてくれたとすると、一緒に過ごせるのはあと12年。12年なんて、遠いようで、あっという間なんだろうな。うん○事件を経て、一緒に暮らす猫のことを改めて大事にしようと思いました。