キネシと暮らしの記録

筋肉の反応で潜在意識の声を可視化する「キネシオロジー」を実践しています

高齢の両親の旅行プランづくり

数年前に父が「日本人として、死ぬ前に一度、原爆の地である広島に旅行に行って、慰霊したい」と言い出したことをきっかけに、両親の旅行プランを考えてプレゼントするようになりました。

私たちが生まれてからは、家族や親戚と旅行には言っていましたが、私たちが大きくなってからは犬を飼っていたので、父と母が2人で家を空けるということはありませんでした。2人きりで一緒に旅行するのは2人の新婚旅行以来です。

 

年をとってからの旅行なので、足取りも危なっかしいところはありますが、それはそれで、周りの人が優しく接してくれるようで、私の作った「旅のしおり」を片手にキョロキョロしていると、地元の人が声をかけてくださることが多かったとのことでした。ありがたいことです。

 

旅にはハプニングがつきものと言われますが、両親の旅行でも、季節外れの台風がやってきて、電車が遅れたり、広島旅行でも、翌年の伊勢旅行でもヒヤヒヤすることがたくさん起きました。そんな珍道中も両親はひっくるめて旅の思い出として楽しんでいて、帰ってからの土産話を楽しそうにしてくれます。

 

何より、母が父と旅行できるのが嬉しい様子で、その喜んでいる様子をみると、ここまで長生きしてきて、小さな宝箱のような思い出が作れて本当によかったねと思います。

 

その旅行も、コロナの流行が始まって2年間は旅行を控えていましたが、昨年の秋に旅行を再開し、仙台、塩竈、南三陸に行っていました。

その時にお世話になった鳴子温泉郷の温泉旅館「鳴子ホテル」がお湯も食事も最高に良かったようです。平日にも関わらず、地元の方々がグループで来られていたとか。

 

旅行を再開して、広島旅行に行った頃と比べると確実に年をとってきたことも感じたようですが、父は今度は「死ぬまでに三陸鉄道には乗りたい」と言っているので、今年の秋は盛岡、三陸方面に行くことになりそうです。旅行は行きたいと思えるうちは、行っておくのがいいですね。